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【英語】文型むずかしすぎる!でもポイントを押さえていけば大丈夫!

こんにちは!西巣鴨校 教室長の安藤です。

今回は、高校生になって一番最初に学習する【文型】について説明したいと思います。

文型を見分けることが出来るようになるまでには時間がかかりますが、文法問題・長文問題を解いていく上で欠かせない力となるので絶対にマスターしておきたいです。

高校生で学習する単元ではありますが、中学生のうちから出来るようになると問題を解く時に役立つので、ここでは中学生でも分かりやすい表現に噛み砕いて説明をしていきます!

 


文型の問題を解くには

基本的な知識のおさらい

まずは、文型を説明する上で押さえておきたい基本的な知識のおさらいです!

 

◯ことばの知識

◼︎主語

動作を行う人やモノを示す言葉、「〜は、〜が」に当たるもの

例)私は、犬が

◼︎動詞

 人やモノの動作や状態を表す言葉、ウ段で終わるもの

例)食べる、遊ぶ、座る

◼︎目的語

動作の対象となる人やモノを示す言葉、「〜を、〜に」に当たるもの

例)木を、彼に

 

◯英文法の知識

◼︎「主語+動詞〜」

英語は日本語と語順が違い、必ず「主語+動詞」から文が始まる

 


 文型とは

英語の文は全て

第1文型

2文型

第3文型

第4文型

第5文型 と5つの型に分けることができます

そしてこの5つの型はそれぞれ文の構造が決まっており、その構造を決めているのは動詞です。

Point:動詞によってどの文型か決まる!


自動詞と他動詞

英語でも日本語でも動詞は、 ①自動詞 ②他動詞 と2つに分けることができます。

 

①自動詞

動詞の後ろに目的語(~を、~に)を必要としない動詞

 例)The door opens autmatically.「そのドアは 自動で 開く」 

他動詞

動詞の後ろに目的語(~を、~に)を必要とする動詞

例)He opens the door.「彼は そのドアを 開ける」 

 

同じ"open"でも日本語では「開く」「開ける」と2つに訳せます。

これは、日本語は漢字・ひらがな・カタカナと約3,100文字ある一方、英語はA~Zの26文字しかないため、作れる単語の数が異なるからです。

日本語では「開く」「開ける」のように自動詞・他動詞を自然に使い分けることができても、英語では"open"の一語で表さなければなりません。

そこで、私たちは英語の動詞が自動詞として使われているのか?他動詞として使われているのか?を見分けていかなければならないのです。

 

【重要】見分ける際に意識したいのは「何を?」

例えば、

・I run~.   「私は走る」   ←「何を?」とは気にならない!=目的語(~を、~に)が必要ない自動詞

・I practice~.「私は練習する」←「何を?」と続きが気になる!=目的語(~を、~に)が必要他動詞

Point:自動詞・他動詞を見分けるには「何を?」と気になるか!

 


文の要素

文型を作るために必要な要素として

主語   (S)

動詞   (V)

目的語(O)

補語   (C)            の4つがあります。

このS,V,O,Cの組み合わせ方によって文型(5つの文の構造)が決まっています。 

第1文型:主語(S) 動詞(V)

2文型:主語(S) 動詞(V) 補語(C)

第3文型:主語(S) 動詞(V) 目的語(O)

第4文型:主語(S) 動詞(V) 目的語(O) 目的語(O)

第5文型:主語(S) 動詞(V) 目的語(O) 補語(C)     

【重要】第◯文型と形(SV△△)は必ずセットで覚えましょう!

※英語は必ず「主語+動詞」で始まるため5つとも始まり方は一緒

Point:5つの文型はS,V,O,Cの組み合わせで決まる!

 

また、このS,V,O,C以外の文の要素として修飾語(M)があります。

この修飾語(M)は省略しても文の意味に大きな影響を与えないため、上記で示した5文型を構成する要素には入っていませんが、全ての文型にくっつけることができます。

※逆に言うと、S,V,O,Cは絶対に省略できない大事な要素となります!

 

例)

第3文型(SVO)+修飾語(M) :I(S)  play(V) soccer(O) today(M).「私は今日サッカーをする」

この文のそれぞれの要素を取ってみると…

 Sを取る:○ play soccer today.「今日サッカーをする」←誰が?

 Vを取る:I ○ soccer today.   「私は今日サッカー」  ←何?

 Oを取る:I play ○ today.   「私は今日する」    ←何を?

 Mを取る:I play soccer ○.    「私はサッカーをする」

S,V,Oを取った文では、それぞれ情報が足りず「誰が?」「何を?」と聞きたいことが出てきてしまいますが、Mを取った文では、最低限の情報は揃っているので文の意味は伝わります。

このように修飾語(M)を省略しても大きな影響はありませんが、その他の要素を省略してしまうと何を言いたいのか分からなくなってしまいます。

Point:S,V,O,Cは絶対に省略できない!

 


文型

ではここから文型を1つずつ見ていきましょう!

 

第1文型 SV

文の要素は、主語(S)+動詞(V)のみで、後ろに目的語(O)を必要としないので動詞は自動詞

例えば、

I(S) run(V) fast(M).「私は早く走る」

⇨「私は(S)走る(V)」だけで意味が伝わる

⇨第1文型

There are(V) apples(S) on the table(M).「テーブルの上にリンゴがある」

⇨「リンゴが(S)ある(V)」だけで意味が伝わる

⇨第1文型   

Point:主語(S)と動詞(V)だけで意味が分かれば第1文型

【重要】There is/are構文は必ず第1文型・主語は動詞のすぐ後ろにある(Thereが主語だと毎回主語が変わらなくなってしまう)

 

第2文型 SVC

文の要素は、主語(S)+動詞(V)+補語(C)で、後ろに目的語(O)を必要としないので動詞は自動詞

例えば、

She(S) is(V) a teacher(C).「彼女は先生だ」

⇨「彼女(S)=先生(C)」とS=Cの関係が成り立つ

⇨第2文型

Yoko(S) looks(V) happy(C).「ようこは幸せそうに見える」

⇨「ようこ(S)=幸せ(C)」とS=Cの関係が成り立つ

⇨第2文型

Point:主語(S)=補語(C)となれば第2文型

 

第3文型 SVO

文の要素は、主語(S)+動詞(V)+目的語(O)で、後ろに目的語(O)を必要とするので動詞は他動詞

例えば、

Taro(S) speaks(V) English(O) very well(M).「たろうは英語を上手に話す」

⇨「たろうは(S)話す(V)」と言われた時「何を?」と気になる

⇨第3文型

He(S) has(V) dogs(O).「彼は犬を飼っている」

⇨「彼は(S)飼っている(V)」と言われた時「何を?」と気になる

⇨第3文型

Point:「何を?」と気になれば第3文型

 

第4文型 SVOO

文の要素は、主語(S)+動詞(V)+目的語(O)+目的語(O)で、後ろに目的語(O)を必要とするので動詞は他動詞

例えば、

He(S) teaches(V) me(O) English(O) on Friday(M).「彼は金曜日私に英語を教えてくれる」

⇨動詞の後ろが「ヒト+モノ」となっている

⇨第4文型

She(S) bought(V) him(O) a red bike(O).「彼女は彼に赤い自転車を買った」

⇨動詞の後ろが「ヒト+モノ」となっている

⇨第4文型

Point:"S+V+ヒト+モノ"となっていれば第4文型

 

第5文型 SVOC

文の要素は、主語(S)+動詞(V)+目的語(O)+補語(C)で、後ろに目的語(O)を必要とするので動詞は他動詞

例えば、

We(S) call(V) the cat(O) Tama(C).「私たちはその猫をタマと呼ぶ」

⇨「その猫(O)=タマ(C)」とO=Cの関係が成り立つ

⇨第5文型

The news(S) made(V) her(O) happy(C).「そのニュースは彼女を幸せにした」

⇨「彼女(O)=幸せ(C)」とO=Cの関係が成り立つ

⇨第5文型

Point:目的語(O)=補語(C)となれば第5文型

 

まとめ:

文型

文の要素

動詞の種類

ポイント

第1文型

主語(S) 動詞(V)

I run fast. / There are apples on the table.

自動詞

(後ろにOがつかないため)

There is/are構文は必ず第1文型
第2文型

主語(S) 動詞(V) 補語(C)

She is a teacher.

自動詞

(後ろにOがつかないため)

S=Cの関係
第3文型

主語(S) 動詞(V) 目的語(O)

Taro speaks Japanese very well.

他動詞

(後ろにOがつくため)

「何を?」と気になる

第4文型

主語(S) 動詞(V) 目的語(O) 目的語(O)

He teaches me English on Friday.

他動詞

(後ろにOがつくため)

ヒト・モノ
第5文型

主語(S) 動詞(V) 目的語(O) 補語(C)

We call the cat Tama.

他動詞

(後ろにOがつくため)

 O=Cの関係

 


実践問題

問題

次の文を1~5文型に分けてみよう!

 

① My sister has many comic books.

② There are a lot of temples in Kyoto.

③ Ms.Brown taught us math.

④ She became a baseball player.

⑤ I left the door open this morning.

 

どうでしたか、自信を持って分けられたでしょうか?

それぞれのポイントを再確認しながら解説を見ていきましょう!

 

 

解説

① My sister has many comic books.

1. まずはどの文型にもあるSV

➡️S:My sister V:has

2. この文のポイントは1~5文型の中でどれかというと、「何を?」と気になる!

➡️O:many comic books

➡️答え 第3文型

 

② There are a lot of temples in Kyoto.

1. There areで始まっているのは必ず!

➡️答え 第1文型 ちなみに、S:a lot of temples V:are

 

③ Ms.Brown taught us math.

1. まずはどの文型にもあるSV

➡️S:Ms.Brown V:taught

2. この文のポイントは1~5文型の中でどれかというと、ヒト・モノ!

➡️O:us O:math

➡️答え 第4文型

 

④ She became a baseball player.

1. まずはどの文型にもあるSV

➡️S:She V:became

2. この文のポイントは1~5文型の中でどれかというと、S=C!

➡️C:a baseball player

➡️答え 第2文型

 

⑤ I left the door open this morning.

1. まずはどの文型にもあるSV

➡️S:I V:left

2. この文のポイントは1~5文型の中でどれかというと、O=C!

➡️O:the door C:open

➡️答え 第5文型

 

どうでしたでしょうか?

以上で問題の解説は終了です!

 

英語は日本語と文の構造が違うため苦手意識を持つ学生が多いですが、文の構造を理解していないと長文を読めなかったり間違った解釈をしてしまったりします。(特に高校生の皆さんは、自力で文型を見分ける力がとても重要です!)また、文型のそれぞれのポイントをしっかり押さえ繰り返し練習することが英語の文構造に慣れる近道です。

 

西巣鴨駅周辺の学校にお通いの学生で英語の文型に苦手意識を持っている方は、ぜひ一度体験授業に来てみませんか?

 

 

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お待ちしております!